一寸先は摩訶不思議
内なる焔がベールを脱ぐ時

内なる焔がベールを脱ぐ時

よもやま話
2019/03/11 0
神谷 幸彩
神谷 幸彩
3000文字チャレンジ

今日は「3000文字チャレンジ」にチャレンジします。

今回のお題は【私を熱くさせたもの】

「さあ語ってやろうではないか!」と意気込んでみたものの、チャッカマンみたいな性格の私には熱く語れるようなものが全くない。

熱くさせたもの……
熱くさせたもの……
熱くさせたもの……
大事なことなので3回書いてみる。

んん?
【熱くさせているもの】じゃなくて、【熱くさせたもの】なんだよね?
現在進行系で熱くなっていることじゃなくても、過去完了形や現在完了形で良いんだよね?


それでは、気を取り直して、メドレー方式で行ってみよー!

♪私を熱〜くさせたもの〜♪
除雪車が通過した後の雪かき

♪私を熱〜くさせたもの〜♪
汗をかいた時のヒートテック

♪私を熱〜くさせたもの〜♪
インフルエンザのウィルス

♪私を熱〜くさせたもの〜♪
暖房が効きすぎる満員電車

♪私を熱〜くさせたもの〜♪
寝坊した日の猛ダッシュ

え?
こういうことではない?


では、仕切り直し。

私を熱くさせたもの・ポコポコ計算ハンマーゲーム

「マシーンが計算を出題→答えの該当の数字のパネルをハンマーで叩く」という「モグラたたきゲームと計算ゲームが合体」したようなゲームなんだけど、正式なゲーム名は不明。ググっても出てこなかった。

あれは、確か、高校生の時に遠足で訪れた町のゲームセンターだったと思う。高校生で遠足っていうくらいだから、時間と場所的なことについての記憶はかなり曖昧。

その仮称計算ハンマーゲームを、時間潰し目的でプレイしていた時の話。


初級、中級、上級のコースがあって、初級でプレイしていたら、小学校低学年と思われる男の子がわらわらと寄ってきて「僕達より大きいのに初級コースやってる」冷ややかな視線を寄越した。

――このガキンチョ共めが‥‥
何を吐かしやがる。
高校生のお姉さんを舐めんじゃないわよ!

妙なスイッチが入った私は中級コースに切り替えた。までは良かったんだけど、計算式が1桁から2桁、足し算に加えて引き算、といった具合に出題がグレードアップして、手こずってクリア出来なかった。


「やーい、下手くそ!」そう言いながら、1人の男の子が隣のマシーンで中級コースのプレイを始めた。

――言ってくれるじゃん。
腕前を見せてもらおうか‥‥

横から窺っていると、バンバン正解を叩き出してクリアしやがった。

――このままじゃ、現役高校生としての立場が無い。

小学生相手に対抗心を燃やした私は、上級コースに挑戦した。が、計算式に掛け算と割り算が加わり、更に出題がグレードアップしており、ハンマーで叩くのが間に合わず、またしてもクリア出来なかった。


一方の男の子も上級コースに挑戦したものの、計算に苦戦しているようで、ハンマーを握ったまま悔しそうに唇を噛んでいた。

普段から弟と行動を共にすることが多い私は、男の子のそういう表情に弱く(俗に言うブラコン)対抗心とは違ったスイッチが入ってしまった。

「クリアしたい?」声を掛けると、男の子は、目をゴシゴシと擦ってコクンと頷いた。

「じゃあ、共同戦線で行こ?」

「きょうどうせんせん?」

「そ。私が計算して君がハンマーで叩くの。良い?」

「うん。分かった」

連携プレイの甲斐があって見事クリアすることが出来た。
(多分、短時間に脳みそをフル回転したのは、この計算ハンマーゲームが最初で最後だと思う)

私を熱くさせたもの・射的

射的と言っても、投射物は銃ではなくカラーボール。

これは、タダ券(福引きで)を入手した3歳年下の弟に長島スパーランドへ連れて行って貰った時の話。


アトラクションの順番待ちをしていた私は、縁日の屋台みたいな小屋の前を通り掛かった。何気なく小屋のほうに目を向けると射的屋だった。その射的屋の奥に特大サイズのぬいぐるみが置かれていた。

そのウサギのぬいぐるみは景品ではなかったのだが、可愛いもの好きの私は諦めがつかず店長に直談判。射的1回分のボール10個を全て的に当てて落とすことが出来たら、景品として渡すということで交渉が成立した。

――よっしゃあー!

ボールが当たりやすいように大きめの的を狙って、えいっと投げると的はコロンと横になった。が、すぐにムクッと起き上がった。どうやら起き上がりこぼしの原理になっているようだった。

――起き上がる前に落とさなきゃ‥‥

理屈が分かり2度チャレンジしたのだが、私の腕ではボールの勢いが弱く的を落とすことは出来なかった。

――く、悔しい‥‥


諦めかけた、その時‥‥

「とにかく、全部落とせば良いんだろ?」言い終わらない内に、弟がボールをビュンビュンと10個連続で的をめがけて投げつけた。次々と地面に落ちる的。剣道をやってるからなのか、ボールの勢いが足りてたようである。

――すげぇ‥‥

弟の力量?のおかげで、めでたくウサギのぬいぐるみを手に入れた私のテンションがダダ上がりした。と言いたいところなのだが、その直後、絶叫マシンに無理矢理乗せられ、高所恐怖症の私は知恵熱を出してしまったのである。

私を熱くさせたもの・UFOキャッチャー

クレーンゲーム機とも言われているアレである。

これは、社員旅行で和歌山県のホテル浦島に行った時の話。


ホテルに到着し軽く入浴を済ませた私は、夕食の宴会までの時間潰しにゲームコーナーをウロウロとしていた。その時、私の萌え萌えキュンキュンセンサーが反応した。

ナント!景品の中に、ウェディングドレス姿のハローキティとタキシード姿のダニエルスターが入っていた。

何を隠そう(隠してはいないが)、私はキティラーなのである。
布団のシーツに枕カバー、ティッシュケース、お買い物袋、スリッパ、マグカップ、その他色々‥‥家中のあちこちにハローキティのグッズが置かれているのだ。
(自分でもイタいとは思っている)

その私が、ウェディング姿に身を包まれているキティちゃんとダニエルくんに、心を動かされないわけがない。

――欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!
なんとしても欲しい!

私の目はハートマークになり頭の上ではキラキラと星が回っていたに違いない。

UFOキャッチャーに近付き、小銭を投入。
袋詰めにされているキティちゃんとダニエルくんは、クレーンからスルリと落ちた。夏目漱石(今は野口英世)のお札を2枚注ぎ込んでも同じ結果に終わった。

――ううぅぅぅ‥‥
ハートの目が涙目に変わっていく。

――でも、やっぱり欲しい!
リベンジじゃあーーーーーっ!

再び、UFOキャッチャーに小銭を投入してレバーを操作しようとした時‥‥

「お前には無理」後ろから我が相棒の手が伸びてきたかと思えば、クレーンが見事にキティちゃんとダニエルくんをキャッチして、そのままダクトに投下。

「欲しかったんだろ?これ」取り出したキティちゃんとダニエルくんを差し出す相棒。

――さすがぁ!

その後、私のテンションはダダ上がりになった。

私を熱くさせたもの・3000文字チャレンジ

そう、今まさに私が書いてるコレである。

正直言って、誰がやるか!こんなもの。と思っていた私が参加しているのだから、この3000文字チャレンジの威力は相当大きいと言えるのではなかろうか。

一般的に言って、如何に有益なことが書かれているとしても、ずらずらとした長ったらしい記事は読まれない。斜め読みをされるのがオチである。簡潔に分かりやすく纏められている記事のほうが好まれる。

文章というものは、書き手は勿論のこと読み手にとっても体力が必要。長文が避けられるのも、当然と言ってしまえば当然なのだが‥‥

名の知れた小説家が綴った文章ならともかく、ド素人が完全に個人的な趣向で長文を公開するというのは、やれPV数だ収益だと躍起になっているブロガーさん達からしてみれば、実にバカバカしいことだと思われているかもしれない。

そんなブロガー界の常識を、真っ向から打ち破っているのが3000文字チャレンジ。

画像や動画が一切なし、ビジュアル面では全く魅力無し、こんな地味な長文の記事でも誰かしらの目に止まっているのだから、実に3000文字の世界は奇妙奇天烈摩訶不思議。

その何とも不思議な世界に、気付けばどっぷり浸かっている自分がいる。強制でも義務でもないのに、何で書いているのかは自分でも分かってはいない。

人間を突き動かすのって理屈じゃないんだよねぇ‥‥

そういうもんでしょ?


3000文字私を熱くさせたもの・完

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